覚えてる、夙に見る。
忘れる事はもう無い景色の夢語り。
覚えてる、小夜に見る。
一殺那の出来事だけれど。
欠け、爆ぜり、浮き、灯り、
息を吹けば消えそうで、
指先触れた。
何処かへと連れて行かれ、
突き落とされました。
星月夜を照らす海に沈む夢で、
魚が泳いでた、
虹色の鱗だった。
泣きの涙も海水と流れてゆく、
体が疼いてた。
覚えてる、夙に見る。
蘇る事の無い景色の夢語り。
覚えてる、小夜に見る。
夢か現かも曖昧で。
心騒ぎして雫は垂れた。
夜が更けるまで、
幽霊と遊んでたのでした。
雨は降りみ降らずみとし、
未だ仮の世に住むが、
吸い込まれたのでした。
物寂しく青く滲む街の夢で、
目がぼやける程に、
薄暗くて淡くて。
泣きの涙は街並みを溶かしてゆく、
体が疼いてた。
星月夜を照らす海に沈む夢で、
魚が泳いでた、
泣きの涙も海水と流れてゆく。
物寂しく青く滲む街の夢で、
目がぼやける程に、
薄暗くて淡くて。
泣きの涙は街並みを溶かしてゆく、
時化た夢を見てた。
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