電子の海 / Xeltica [歌詞]

電子の海を、
清掃するアルバイト。
その海は、
果てしなく
どこまでも、
続いてく。

電子の海には、
沢山のゴミが流れ着く。
僕はただ、
好奇心で
それを覗いて
みるのだ。

黒歴史の創作や、
人々の言い争いも、
僕にはすべて、
川を流れる、
桃の
 ように
  見えるのだ。

電子の海を、
泳ぎ渡るアカウント。
その海は、
果てしなく、
あなたに向かって、
続くのだ。

遥か彼方消えていった、
黒歴史のウェブサイトすら、
彼にはすべて、
川を流れる、
船のように見えるのだ。

時を刻んで、
言葉変わらずも、
人の声、
糸紡いで。
流行り廃りも、
ひとつひとつ、
消えること無く。

電子の海を、
清掃するアルバイト。
その海は、
果てしなく
どこまでも、
続いてく。

電子の海には、
沢山のゴミが流れ着く。
僕はただ、
好奇心で
それを覗いて
みるのだ。

彼の作った
 傑作や、
人々の
明るい談笑や、
遥か彼方
消えていった、
彼の思い出の
場所すらも、

光り輝き、
我らを照らす、
炎の
 ように
  見えたのだ。

僕は不意に、
何かの恐怖に襲われる。
それはただ、
忘れられた
彼らの、

恨み節なのか。


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